転職回数は不利?2回の転職を経て未経験IT転職で意識したこと

求人・転職活動

「転職回数 多い」と検索している方は、これまでの転職回数の多さそのものが、この先の転職活動で不利に働くのではないかと不安に感じているのではないかと思います。私自身、これまでに転職を2回経験しており、そのうち1回が未経験からIT業界への転職でした。IT業界への転職活動を始めたとき、職務経歴書に「3社目」と書かれた自分の経歴を見るたびに、面接官にどう思われるのだろうという不安が拭えなかったことを覚えています。

この記事では、実際に転職回数について面接でどう聞かれ、どう答えたのか、そして転職回数そのものより重視されていると感じたポイントを、私自身の実体験をもとに紹介します。

この記事でわかること

  • 「転職回数が多い」と判断されやすい一般的な目安
  • 実際に面接で転職回数について聞かれた質問と、私が答えた内容
  • 転職回数そのものより重視されていると感じたポイント

そもそも「転職回数が多い」と言われるのは、何回からなのか

結論から言うと、「転職回数が何回からアウト」という明確な基準はありません。ただし、私が転職活動中に相談していたエージェントからは、「年齢に対して回数が多すぎないか、1社あたりの在籍期間が極端に短くないかというバランスで見られることが多い」という話を聞いたことがあります。これはあくまで一般的に言われている目安として教えてもらった話であり、すべての企業が同じ基準を持っているわけではありません。

理由は、転職回数という数字だけを切り取って判断するというより、その回数に至った経緯や、年齢と回数のバランスを見られる場面が多いためだと感じています。同じ2回の転職でも、20代のうちの2回と、40代・50代になってからの2回とでは、受け取られ方が変わってくるだろうという説明もあわせて受けました。

私の場合は、20代のうちに2回の転職を経験しており、最初の会社にも、その次の前職にも、それぞれ数年単位で在籍していました。エージェントからは「今の段階であれば、回数そのものを大きく気にする必要はない」と言われていましたが、面接でまったく聞かれないとは限らないと考え、事前に答え方を準備しておくことにしました。

実際に面接で聞かれた「転職回数」の質問と、私が答えた内容

準備をしていたとはいえ、実際に聞かれたときはやはり緊張しました。ある企業の一次面接で、面接官から「職務経歴書を拝見すると、今回で3社目になりますね。差し支えなければ、それぞれの転職理由を教えていただけますか」とストレートに聞かれたことがあります。

このとき私は、1社目から2社目への転職と、2社目からIT業界への転職を、あえて分けて説明するようにしました。1社目を辞めた理由は、自分の意志というより会社側の事情によるものだったため、まずその点を正直に伝えました。当時、私が所属していた部署が、会社の事業方針の変化にともなって縮小されることになり、担当していた業務そのものがなくなってしまったことが直接のきっかけでした。

一方で、2社目からIT業界への転職は、自分自身の意志で決めた転職だったことを続けて説明しました。前職での働き方(満員電車での通勤や、日々の業務における裁量の少なさ)に感じていたことをきっかけに、働く場所や時間の自由度が高い仕事に就きたいと考えるようになった経緯は、角が立たない退職理由の伝え方は?未経験IT転職で使った本音変換術でも紹介した通りです。

面接官からは、「会社都合の部分と、ご自身の意志で選んだ部分がはっきり分かれていて、納得感があります」というコメントをもらいました。この反応を聞いて、転職回数そのものよりも、それぞれの転職に理由の一貫性があるかどうかを見られているのだと実感しました。

転職回数を不利にしないために意識した伝え方

伝え方で私が意識したのは、「1社目からの転職」と「2社目からIT業界への転職」を、別々の出来事としてではなく、1本の筋が通ったストーリーとして説明することでした。

理由は、2つの転職をそれぞれ単独の出来事として話すと、「その場その場でなんとなく会社を変えている人」という印象を持たれかねないと感じたためです。実際、転職活動の初期に書いた職務経歴書の下書きでは、1社目・2社目それぞれの退職理由を独立した箇条書きで並べただけにしていたのですが、これを見たエージェントから「理由がバラバラに見えて、一貫性が伝わりにくい」という指摘を受けたことがあります。

そこで、職務経歴書の冒頭に一文を添え、「1社目では会社の事業方針の変化により所属部署がなくなったことをきっかけに2社目へ転職し、2社目で働くなかで自分自身の働き方や将来のキャリアについて考えるようになったことが、IT業界への転職につながっている」という流れが伝わるように書き直しました。職務経歴書の書き方全般で工夫した点は未経験からのIT転職、職務経歴書はここを書けば通過率が上がるでも紹介していますが、転職回数が複数ある場合は特に、この「つながり」を意識して書くことが効果的だったと感じています。

書き方を変えてから、面接で転職回数について聞かれても、慌てずに同じ流れで説明できるようになりました。回数そのものは変えられませんが、伝え方次第で受け取られ方が変わる部分は、思っていたより大きいというのが実感です。

転職回数そのものより重視されていると感じたポイント

複数の企業の面接を通じて感じたのは、面接官が本当に見ているのは「回数」という数字そのものではなく、その内訳だということです。実際に見られていると感じたポイントを整理すると、次のようになります。

観点 回数だけを見た印象 実際に深掘りされた内容
在籍期間 転職回数が多い=腰を据えて働けない人という印象を持たれやすい 1社あたりの在籍期間が極端に短くないか(数か月単位で辞めていないか)
退職理由の一貫性 理由が場当たり的に見えると心配される それぞれの退職理由につながりがあるか、行き当たりばったりではないか
積み上げてきたもの 経験がリセットされているように見られやすい 転職のたびに何を得て、次にどう活かしてきたか

私の場合、在籍期間はどちらの会社も数年単位だったこと、退職理由に一貫した流れがあったことを具体的に説明できたことで、回数そのものを問題視されずに選考が進んだ企業がほとんどでした。

正直に言うと、回数の多さを意識させられた場面もあった

ここまで前向きな話を中心に紹介してきましたが、正直に言うと、転職回数の多さを意識させられた場面がまったくなかったわけではありません。

ある企業の求人票には、応募資格の欄に「転職回数◯回以内を目安」という記載があり、私はぎりぎり条件を満たしていたものの、もし転職回数がもう1回多かったら、そもそも応募すらできなかったのではないかと複雑な気持ちになったことがあります。

また、別のタイミングで登録した転職エージェントからは、「今回のご経歴だと、この求人はハードルが高いかもしれません」と、紹介そのものを見送られた経験も1度だけありました。理由をはっきり説明されたわけではありませんが、職務経歴書に並んだ会社数が影響した可能性はあると、今でも感じています。

転職回数によって、選択肢が狭まる場面が実際にあることは、正直に伝えておきたいと思います。それでも、回数を理由に一律で不採用になったわけではなく、多くの企業では回数よりも中身を見てもらえたというのが、私自身の実感です。

まとめ

ここまで、転職回数の多さに不安を感じている方に向けて、2回の転職(うち1回は未経験からIT業界への転職)を経験した私自身の実体験をもとにお伝えしてきました。

  • 「転職回数が何回からアウト」という明確な基準はなく、年齢や在籍期間とのバランスで見られることが多い
  • 面接では、それぞれの転職理由につながりがあるかどうかを聞かれる場面があった
  • 転職回数を1本のストーリーとしてつなげて伝えることで、受け取られ方が変わったと感じている
  • 回数そのものより、在籍期間・理由の一貫性・積み上げてきたものが重視されている
  • それでも、回数の多さで選択肢が狭まる場面が実際にあったことも正直な実感

転職回数の多さは、変えられない事実です。ただ、それをどう伝えるかによって、面接官の受け取り方は変わってくると感じています。職務経歴書の書き方や、面接で実際に聞かれた質問への答え方について詳しく知りたい方は、それぞれの記事もあわせて参考にしてみてください。

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