コミュ力なくても平気?未経験エンジニアが見た人間関係のリアル

キャリア・働き方

「エンジニアって、パソコンに向かって黙々と作業するイメージがあるけれど、実際の人間関係はどうなんだろう」——「エンジニア 人間関係」と検索している方の中には、自分にコミュニケーション力があまりないと感じていて、それでもIT業界でやっていけるのか不安に思っている方もいるのではないかと思います。私自身、人付き合いが得意なタイプではなく、転職前は同じ不安を抱えていました。

この記事では、文系・未経験からIT業界に転職した私が、実際に働いてみて感じた職場の人間関係のリアルを、良かった面・大変だった面の両方から紹介します。

この記事でわかること

  • コミュ力に自信がなくても、実際に困らなかった場面
  • それでも必要だと感じたコミュニケーションの種類
  • 人間関係で悩んだ具体的な出来事

結論:社交的である必要はなかったが、報告・相談は避けて通れない

結論から言うと、飲み会で場を盛り上げるような社交性は求められませんでしたが、業務上の報告・相談・確認といったコミュニケーションは避けて通れませんでした。

理由は、開発の仕事はチームで進めるものであり、たとえ黙々と作業する時間が多くても、進捗や不明点を言葉にして伝える場面が定期的に発生するためです。

転職前の私は、「エンジニアは人と話さなくても成立する仕事」というイメージを漠然と持っていました。実際に働いてみると、コードを書く時間そのものよりも、チームでのやり取りに使う時間が想像より多いと感じることがあります。ただ、そのやり取りの多くは、雑談力よりも「状況を正確に言葉にする力」が求められる場面だったというのが実感です。

コミュ力がなくても困らなかった場面

私が特に助かったと感じているのは、チャットを中心としたテキストベースのコミュニケーションが多いことです。

テキストでのやり取りは、話す前に一度考えをまとめられるため、その場の瞬発力に自信がなくても、落ち着いて内容を整理してから伝えられます。

対面での雑談や、初対面の人とすぐ打ち解けるようなコミュニケーションは、正直なところ今でも得意ではありません。ただ、日々の業務連絡や進捗共有はチャットで完結することが多く、返信までに一呼吸置いて言葉を選べることが、自分には合っていると感じています。オンライン会議でも、事前にチャットで要点を共有しておくことで、当日の発言をあらかじめ整理しておけることが多く、テキストでの下準備がそのまま安心材料になっていました。

それでも必要だったコミュニケーション

一方で、報告・相談・質問を自分から発信する力は、コミュ力の得意不得意に関わらず必要だと感じています。

黙っていても状況を察してもらえるわけではなく、進捗や困りごとを自分から言葉にしなければ、周囲が気づけないまま作業が止まってしまうことがあるからです。

入社してしばらくの頃、あるタスクで実装方法が分からず、一人で調べ続けて半日近く手が止まってしまったことがありました。後でSEの同僚に「困ったときは早めに声をかけてほしい」と言われ、「相談すること自体が申し訳ない」と感じていた自分の考え方を見直すきっかけになりました。それ以降は、「30分考えてもわからなければ質問する」という自分なりの目安を作り、以前よりも早めに周囲へ相談できるようになったと感じています。

人間関係で悩んだ、正直な出来事

正直に言うと、人間関係でまったく悩まなかったわけではありません。

リモートワークが中心の働き方では、対面ならすぐに解消できる小さな誤解が、テキストだけのやり取りではこじれやすいと感じる場面がありました。

以前、チャットで送った修正依頼の文章が、意図せず指摘っぽい強い言い方に受け取られてしまい、相手の返信がいつもより素っ気なく感じたことがありました。出社日に直接顔を合わせて話したところ、こちらの意図とは違う受け取り方をされていたことがわかり、誤解はすぐに解けたのですが、テキストだけのコミュニケーションでは、言葉の選び方一つで印象が変わってしまうのだと実感した出来事です。それ以降は、指摘や依頼の文章に、一言クッションになる言葉を添えるよう意識するようになりました。

未経験だからこそ意識してきたこと

未経験という立場だからこそ、指摘や意見を素直に受け止める姿勢を大切にしてきました。

経験が浅い分、自分では気づけない視点を周囲から補ってもらう場面が多く、その指摘を前向きに受け止められるかどうかで、その後の信頼関係が変わると感じています。指摘を受け止める姿勢そのものについては未経験IT転職で最初に身につけたい5つのスキルでも紹介しています。

コードレビューで細かい指摘を受けた際、最初は指摘の意図がうまく掴めず、自己流で直しては見当違いの修正を繰り返してしまうことがありました。あるとき思い切って「この部分は具体的にどう直せばいいですか」とSEの同僚に聞き返してみたところ、意図を丁寧に説明してもらえ、修正もその場でスムーズに終わりました。それ以降、指摘の意味が分からないまま自分の中だけで抱え込むのではなく、分からない部分はその場で聞き返すようにしています。この、分からないことを分からないままにしない姿勢は、今でも人間関係全般で意識している部分です。

まとめ

ここまで、コミュ力に自信がない私が、実際に働いて感じたIT業界の人間関係のリアルを紹介してきました。

  • 飲み会での社交性より、報告・相談・確認といった業務上のコミュニケーションが中心
  • テキストベースのやり取りが多く、瞬発力に自信がなくても落ち着いて言葉を選びやすい
  • それでも、困ったときに自分から声をかける力は避けて通れない
  • テキストだけのやり取りでは誤解が生まれやすい場面もあり、言葉の選び方を意識するようになった

コミュ力に自信がないからといって、IT業界での人間関係を過度に恐れる必要はないというのが、私の実感です。ただし、これは私の職場での経験であり、会社やチームによって雰囲気は異なる部分もあると思います。会社選びの際は、未経験IT転職で会社選びに失敗しない5つの基準も参考にしながら、面接やオフィス見学で職場の雰囲気を確認しておくことをおすすめします。

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