焦って辞めない!在職中に転職活動するか迷った私の判断基準

求人・転職活動

「今の仕事を続けながら転職活動をするべきか、それとも思い切って辞めてから活動に専念するべきか」という迷いを抱えている方は多いのではないでしょうか。今の職場への不満が募っているほど「もう辞めてしまいたい」という気持ちが先に立つ一方で、収入が途切れる不安や、生活を一人で支えている場合はなおさら「本当にそれで大丈夫なのか」という現実的な心配もついて回ります。

私自身、文系・未経験からIT業界への転職を決意したとき、まさにこの「在職中に活動するか、先に退職するか」という選択で悩みました。一人暮らしで生活費もすべて自分の収入でまかなっている状態だったため、収入が途切れるリスクは軽く考えられるものではなく、かといって在職中の活動には在職中ならではの大変さもありました。

この記事では、そのときに私が実際に考えたこと・調べたこと・最終的にどちらを選んだのかを、実体験をもとに紹介します。転職活動全体の進め方は未経験からIT転職する人が最初にやるべき5つのことで、会社選びの具体的な基準は未経験IT転職で会社選びに失敗しない5つの基準で扱っているため、この記事では「在職中に動くか、先に辞めるか」という意思決定の部分に絞ってお伝えします。

この記事でわかること

  • 在職中に転職活動する場合・先に退職してから転職活動する場合、それぞれのメリット・デメリット
  • 私が実際にどちらを選び、何を基準に判断したか
  • 在職中に転職活動を進めるうえで工夫したこと

そもそも、未経験からのIT転職は在職中に活動する人が多いのか

結論から言うと、私が転職活動中にエージェントから聞いた話では、未経験からIT業界を目指す人の多くは在職中に活動を始めているとのことでした。

理由は、未経験からの転職では書類選考や面接で見送りになることも珍しくなく、活動期間が数ヶ月に及ぶ可能性を考えると、収入が途切れた状態でその期間を乗り切るのは負担が大きいと説明を受けたためです。

初回のエージェント面談で、「先に会社を辞めてから活動した方が集中できるのでしょうか」と質問したことがあります。担当者からは「集中できるという意味ではその通りですが、当社に登録されている方の体感としては、在職中のまま活動を進める方の方が多い印象です」という回答をもらいました。あくまで一人のエージェント担当者の体感であり、業界全体を統計で示すものではありませんが、私にとっては最初の判断材料になりました。

もちろん、この傾向がすべての人に当てはまるわけではありません。次の見出しから、在職中・先に退職、それぞれのメリット・デメリットを具体的に見ていきます。

在職中に転職活動するメリット・デメリット

結論、在職中に活動する最大のメリットは収入が途切れないことですが、時間の確保が難しくなるというデメリットもあります。

理由は、収入源を維持したまま活動できる安心感がある一方で、平日の日中に面接や説明会の予定を入れづらく、学習や書類作成の時間も限られた時間の中でやりくりする必要があるためです。

観点 在職中に活動する場合
収入面 収入が途切れないため、生活費への不安が少ない
時間の確保 平日夜や休日にしか学習・応募の時間を取れず、まとまった時間が作りにくい
面接調整 平日日中の面接には有給休暇や半休を使う必要があり、調整の手間がかかる
精神面 「辞められる場所がある」という安心感の一方、今の仕事と学習の両立で疲れがたまりやすい

私自身、平日の夜に1〜2時間、休日にまとまった時間を使って学習や求人チェックを進めていましたが、面接の日程調整には苦労しました。ある企業から「平日午後2時からでお願いします」と指定されたときは、有給休暇を1日分使って対応する必要があり、有給の残日数を気にしながら転職活動を進める感覚を何度も味わいました。

先に退職してから転職活動するメリット・デメリット

結論、先に退職してから活動する最大のメリットは活動に使える時間が増えることですが、収入が途切れる金銭的なリスクを背負うことになります。

理由は、平日日中も自由に使えるため学習や面接の調整がしやすくなる一方、貯蓄を切り崩しながら活動することになり、活動が長引くほど精神的な焦りも大きくなりやすいためです。

観点 先に退職してから活動する場合
収入面 収入が途切れるため、貯蓄を切り崩しながら活動することになる
時間の確保 平日日中も自由に使えるため、学習・応募・面接の調整がしやすい
面接調整 企業側の希望日時に合わせやすく、選考が進みやすい
精神面 時間に余裕がある一方、活動が長引くほど「早く決めなければ」という焦りが出やすい

私は最終的にこの選択肢は選びませんでしたが、検討する過程でエージェントに「もし先に辞めた場合、どれくらいの活動期間を想定しておくべきか」と質問したことがあります。担当者からは「人によって差が大きいので一概には言えませんが、未経験からの転職では数ヶ月単位を見ておく方が安心です」という回答をもらいました。この回答を聞いて、貯蓄を切り崩しながら活動する期間が数ヶ月に及ぶ可能性を考えると、生活費をすべて自分の収入でまかなっている自分にとってはリスクが大きいと感じるようになりました。

私が「在職中に転職活動する」を選んだ判断基準

結論、私は最終的に、収入を途切れさせないことを最優先にして、在職中に転職活動を進める方針を選びました。

理由は、一人暮らしで生活費もすべて自分の収入でまかなっている状態で、見通しが立たない期間を作ることに大きな不安があったためです。

方針を決める前、改めて自分の家計簿と貯金額を見直し、もし収入が途切れた場合にどれくらいの期間、今の生活水準を維持できるかを確認しました。生活費の半年分ほどを目安に考えたのですが、それだけの期間があっても「その間に転職先が決まらなかったら」という不安は拭えず、収入を止めるという選択肢自体を早い段階で外すことにしました。この時点で、在職中に活動する方針が固まりました。

なお、学習を始めてしばらく経った頃、当時の職場の負担が重なり、一時的に「今すぐにでも辞めて学習に専念したい」という気持ちが強くなった時期もありました。そのときの経緯は未経験IT転職でやってはいけない5つのことでも紹介していますが、結果的にはこのときに固めた「収入を途切れさせない」という方針に立ち返り、退職の相談は保留にしています。

在職中に転職活動を進めるうえで工夫した3つのこと

結論、在職中に活動を続けるうえで、私は「有給休暇の計画的な使い方」「すきま時間の学習」「職場への配慮」の3つを工夫しました。

理由は、時間が限られている在職中の活動では、行き当たりばったりで動くとすぐに時間が足りなくなり、職場に不自然な印象を与えてしまう可能性もあったためです。

  • 有給休暇の計画的な使い方:面接が重なりそうな時期は、あらかじめ有給の残日数を確認し、月に何日まで使えるかを自分の中で決めておくようにしました。
  • すきま時間の学習:通勤時間や昼休みなど、まとまった時間が取れない中でも、単語帳アプリで用語を覚えるなど、細切れの時間でできる学習を組み込みました。
  • 職場への配慮:有給を取る理由を細かく説明する必要はありませんでしたが、同じ時期に立て続けに休暇を取ると勘繰られる可能性もあったため、通院や私用など別の理由の休みとバランスを取りながら調整しました。

特に有給休暇の使い方は、面接が集中する時期になるほど重要だと感じました。選考が進むにつれて面接の回数も増えていくため、早い段階から計画的に休暇を確保する意識を持っておいてよかったと振り返っています。

それでも「先に辞める」という選択を考えてもいいと感じたケース

結論、収入面のリスクを踏まえても、心身の負担が限界に近い場合は、先に退職するという選択肢を検討する余地があると感じています。

理由は、在職中の活動は時間の確保という代償を伴うため、今の職場の負担がすでに大きい状態でさらに転職活動の負荷を重ねると、体調を崩すリスクの方が大きくなる場合もあると感じているためです。

これは私自身が経験したことではありませんが、転職活動中に知り合ったある方から、体調を崩しかけたタイミングで先に退職を決断し、療養と並行して転職活動を進めたという話を聞いたことがあります。その方は「収入面の不安はあったが、あのまま働き続けていたらもっと長く働けない状態になっていたと思う」と話していました。

収入面のリスクを考えると、先に退職するという選択を安易にはおすすめできませんが、心身の状態によっては優先順位が変わる場合もあると感じています。判断に迷う場合は、一人で抱え込まず、家族や信頼できる人に相談したうえで決めることをおすすめします。

まとめ

ここまで、「今の仕事を続けながら転職活動をするか、先に退職するか」という選択について、私自身が悩み、判断した実体験を紹介してきました。

  • 在職中の活動は収入面の安心感がある一方、時間の確保に工夫が必要になる
  • 先に退職してからの活動は時間に余裕ができる一方、収入が途切れる金銭的なリスクを伴う
  • 私は自分の生活費への影響を最優先に考え、在職中に活動する方針を選んだ
  • 有給休暇の計画的な使い方やすきま時間の活用など、在職中ならではの工夫も重要になる

どちらを選ぶべきかは、家庭の状況や心身の状態によって変わるため、一概にどちらが正解とは言い切れません。ただ、今の自分の状況を整理し、収入面・時間の確保・心身の負担という3つの観点から一度考えてみることで、後悔の少ない判断がしやすくなると感じています。

タイトルとURLをコピーしました